仮面ライダーW
仮面ライダーWは、二人で一人の仮面ライダーであり、探偵です。左翔太郎とフィリップのコンビである。彼らの活躍について深く学びたい場合は、まずは こちら を熟読の上でこの記事に戻ってきていただきたい。そこに全てを書き記してきたからである。
事件解決は検索
不可思議な事件も、現場で起きている問題も、解決の糸口はいつだって検索が頼りになる。
仮面ライダーWでは、左翔太郎が直感と足で稼いできた情報を、フィリップが地球の記憶にアクセスし、 地球の本棚 で検索する。それが様式美でもある。その時に、検索キーワードで絞り込んでいくという方式をとる。
- フィリップ「翔太郎、キーワードは?」
- 左翔太郎「よーし、フィリップ、キーワードは、『〇〇』だ」
- フィリップ「どうやらほかにもキーワードが必要そうだがなにかないかね?」
- 左翔太郎「あるぜ、『△△』だ」
- フィリップ「翔太郎?現場には色に関する何かはなかったかい?」
- 左翔太郎「色?そうだな、、あるぜ、黒だ!キーワード追加、『BLACK』!」
といった感じで、膨大な知識の中から、たった一冊を見つけ出し、目的の1ページに辿り着くのだ。
Scrapbox の 地球の本棚となりえる仕組み
Scrapboxでは、任意の文字列を[
と ]
でくくることで新しいページや既存のページへのリンクにしてくれるのだ。そのときに、既存のページがあるのか、新しいページになるのかを気にする必要はない。
既存ページがあれば、自動的にリンクになり、新規ページならば、新規ページへのリンクとなり、新規ページも作成された状態になる(正確には中身がない限り新規ページの候補のような扱いだが、関連リンクが表示されるだけでも意味がある)。新規ページを作ると中身を記述しなければならないという強迫観念が頭を過ぎるがそれすらもしなくてもよい。中身が空のページがあるということは、これから誰でも埋めてよいという印でしかないのだ。無理に埋めようとする必要はないのである。
こうして、関心ごとに対してネットワークが形成されていく。
Scrapbox は、「2ホップ リンク」が強力である。関連するリンクを2つ先まで表示させてくれるため、あらゆる情報に考える間も無くアクセスができるわけです。ちなみに Scrapbox のリンクは双方向(無向)リンクだ。
したがって、文章を書いていてわからないところや、あとで補足や詳細を書こうと思っているところは、容赦無く [
と ]
でくくっていけばよい。また、関連するものは、#
をつけてハッシュタグとすることもできる。どちらもリンクとしてネットワークを形成していくのだ。ハッシュタグ(いわゆるタグ付け)があるとついついあれやこれやとタグ付けしていきたくなるが、それはやめたほうがよい。というか、無意味に記述することを難しくしてしまう。それだったら、[
と ]
でくくって容赦無くリンクにしていってしまったほうが精神衛生上もよろしいだろう。
では、どういうことなのか実際の Scrapbox での事例を紹介しよう。
このように、「昭和ライダー」のページ本文で、「仮面ライダー1号」や「仮面ライダー2号」についてリンクされているわけだが、直接のリンクだけでなく、2ホップ先のリンクがリストされる。例えば、「仮面ライダー1号」のページの本文では、変身者が「本郷猛」であることや、おやっさんが「立花藤兵衛」であることが記述されている。
少し細かいかつ、余談であるが、この「仮面ライダー1号」のページでは、「本郷猛」役が「藤岡弘、」であることは記述されていない。だが、しかし、このページの関連として「藤岡弘、」がでてくるのはなぜだろうか?それは、「藤岡弘、」のページに、#仮面ライダー1号 というタグ付けがされているからだ。先述のように、Scrapbox では双方向のリンクがネットワークを形成しているので、これらが関連としてしっかりと出現するのだ。したがって、気遣い無用なので、タグ付けに慎重になったり、気配りでストレス抱えて、やがて情報共有をあきらめてしまうようなことがかなり少ない。
Scrapbox は現場の 地球の本棚である
では、Scrapbox が 地球の本棚 であることを検証してみよう。
Scrapbox (スクボ) には、もちろんそのものズバリの「検索」という機能がある。まずはこれを使う。
- 自分「スクボ!検索を頼む!キーワードは、『藤岡弘、』だ!」
- スクボ
「」
- 自分「OK、まだ情報が足りないな。ん?『本郷猛』!スクボ、本郷猛を開いてくれ」
- スクボ
「」
- 自分「『仮面ライダー1号』!でもそれは知っていた。俺が知りたかったのは、、、ん?『立花藤兵衛』?スクボ!『立花藤兵衛』を開いてくれ!」
- スクボ
「
」 - 自分「スクボありがとう!俺が知りたかったのは、おやっさんのお世話になっていた仮面ライダーのリストだったんだ!これで謎は解けた!」
といった具合だ。
お分りいただけただろうか。人は自分が本当に検索したいものに本当は気づいていないのかもしれない。だが、地球の本棚 があれば、本当に必要なものにたどり着けるのかしれない。そしてそれは、きっと自分でない、誰かのいつかの明日の役にもたつはずである。だから我々は 地球の本棚 を育てていくべきなんだ。
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