Keynote 8.0 が登場
『Keynoteで魅せる「伝わる」プレゼンテーションテクニック』を上梓したばかりですが、Keynote 8.0 が登場しました。書籍は、Keynote 7.x までに対応しているわけですが、今回のアップデートで追加された機能についてはその基本機能と考え方についてはすべて本書でも触れている内容です。
Keynote 8.0 新機能
Keynote 8.0 の新機能は、新しいコンセプトや考え方の登場ではなく、機能の拡充がメインです。したがって、Keynote 7.x を抑えてあればすぐに 8.0 の新機能も使いこなすことができます。

Keynote 8.0 の主な新機能
イメージギャラリー
イメージギャラリーは、1枚のスライドに複数のイメージのギャラリーを作り出すことができる機能ですね。スライド一枚にレイアウトやデザインを施しておけばそれを踏襲して複数のイメージをスライド送りできるようになります。
今までは、1スライドごとにイメージを貼り付けて、キャプションをつけていたのがリスト化されていて1枚のスライドで設定できることになります。
スライドに追加するには、ツールバーで図形をクリックします。

イメージギャラリーを追加
すると、サイドバーに「ギャラリー」が表示されますので、追加したいイメージをどんどんドラッグ&ドロップしていきます。
キャプションは、すべてのイメージで共通かそれぞれに設定するように選択できます。

1枚のスライドに複数のイメージを取り込んでいく
サイドバーにドラッグ&ドロップで追加していけます。追加されたイメージ分インジケータで見ることができるのがわかりますね(※これはスライドショーでは表示されません)。
スライドショー(プレゼンするとき)には、設定したイメージの枚数分スライドがあるような状態になるので、気にせずにスライド送りをしていくことができます。

スライドショーでの見え方
写真でふりかえるプレゼンなどを行うときにとても便利な機能です。
ファイルサイズを減らす
Keynote のファイルはサイズが大きくなる傾向が高かったわけですが、今回、ファイルサイズを削減する機能が搭載されました。主に、大きすぎるイメージや動画を圧縮することで実現しています。
ファイルメニューに「ファイルサイズを減らす」というそのものズバリな機能が追加されました。

ファイルサイズを減らすメニュー

さまざまなオプションが選択できる
削減効果を「予想サイズ」で確認できるのもいいですね。また、オリジナルではなく、コピーを作成してそれを縮小してくれるのも助かりますね。
ドーナツグラフ
Keynoteにはもともと豊富なグラフデザインが搭載されていますが、最近流行りのドーナツグラフも使えるようになりました。

グラフ表現が増えている
ドーナツグラフを選択すると以下のようにスライドにドーナツグラフを表現できます。

ドーナツグラフ
図形の大幅な増加
7.2 で図形にプロがデザインしたものが大量に追加されましたが、8.0 でさらに図形が拡充されました。

追加された図形
もともと「誰得?」な図形も多かったですが、今回の拡充でさらに素敵な図形たちが増えました。臓器系いいですねww
ちなみに、書籍では、プロデザインの図形についてもしっかり紹介していますが、それだけではなく、図形の変形、合成、分割などのテクニックも載っています。
共同制作
Keynote 7.x で登場した共同制作は、iCloud での共有が前提でした。8.0 では、BOX での共有も選択できるようになりました。共同制作の詳細については書籍で確認してくださいね。